今週のサマリー
9月3日に社会保障審議会医療保険部会(第214回)、9日に中医協総会(第656回)が相次いで開催され、OTC類似薬の保険給付見直しと次期診療報酬改定の個別項目審議が同時並行で進んだ。前者は 📌 追跡: 健保法等改正法(OTC類似薬・正常分娩保険適用等) に基づく制度設計の具体化局面にあり、後者は 📌 追跡: 2026年度診療報酬改定(6月1日施行) の施行後フォローアップとして改定の骨格形成が本格化していることを示す。2027年度予算概算要求の内容報告も行われ、保険財政の次年度方向性が提示された。
主要トピック
中医協総会、OTC類似薬・次期改定・医療費動向を一括審議
2026年9月9日の第656回中医協総会では、最近の医療費動向の分析、OTC類似薬の保険給付見直し、一部保険外療養創設に伴う規則改正、および個別改定項目の審議という幅広い議題が取り上げられた。
OTC類似薬の保険外しは患者の自己負担に直結する課題であり、中医協と社会保障審議会医療保険部会の双方で連動しながら制度設計が進む。個別改定項目の審議は の施行後フォローアップにあたる段階であり、2028年度改定に向けた骨格形成にも関わる議論として位置づけられる。
🔗 厚生労働省: 中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会総会) 第656回
医療保険部会、OTC類似薬・産後ケア・概算要求を審議
9月3日開催の第214回社会保障審議会医療保険部会では、OTC類似薬の保険給付見直し、妊娠・出産・産後の診療・ケアに関する検討会の立ち上げ、そして2027年度予算概算要求の内容報告の3議題が取り上げられた。
OTC類似薬の給付範囲縮小は費用負担の公平性に関わる論点であり、検討会の設置は今後の制度設計に影響する。概算要求は次年度の保険財政の方向性を示す指標として、保険者・医療機関の双方が注視するものとなる。
🔗 厚生労働省: 社会保障審議会(医療保険部会)第214回
追跡中の議題の動向
2026年度診療報酬改定(6月1日施行)
9月9日の中医協総会(第656回)において個別改定項目の審議が行われ、施行後の制度定着とともに次の議論フェーズへの移行が進んでいる。
健保法等改正案(OTC類似薬・正常分娩保険適用等)
9月3日の医療保険部会および9月9日の中医協総会においてOTC類似薬の保険給付見直しが議題となり、法改正後の具体的な制度設計の詰めが両会議で進んでいる。
その他の主な動き
- オンライン資格確認の緊急時運用に関する事務連絡を掲載 🔗 九州厚生局: 保険医療機関等に関する通知について(令和8年度)📌 追跡: 医療DX推進(電子カルテ標準化・PHR拡充)
編集後記
今週は中医協と医療保険部会がほぼ同時並行で開かれ、OTC類似薬の保険給付見直しという同一テーマを両会議が連動しながら議論する構図が鮮明になった。法改正が成立したあとの「制度設計の具体化」フェーズに入ったことを示しており、技術的な論点が次々と浮上する局面と言える。
また、2027年度概算要求の報告が医療保険部会に提示されたことで、来年度の財政フレームへの議論も静かに始まっている。診療報酬改定・患者負担・財政という三つのテーマが同時進行する秋の審議シーズンの入り口として、今週の動きはその布石となりそうだ。
情報収集: Perplexity Sonar API